超バラ研:日記2

バラエティヒーローや顔出し着ぐるみ関連の情報のブログです。

実写作品における顔出しぴっちりスーツ

ツイッター上で最近ぴっちりスーツが登場する作品について話題になっているのですが、日本における実写作品では『マイティレディ』シリーズを始めとする映像作品や『にょロボティクス』などのローカルヒーローものなど顔を隠したぴっちりスーツのスーパーヒロインものが主流となっていて、『スーパー戦隊』シリーズや『ウルトラマン』シリーズなどの特撮ヒーロー番組におけるマスクで顔を隠したボディスーツ系変身ヒロインが実写の主流となったことが大きな影響を与え、ヒロインがマスクを外すマスクオフにこだわりのあるマニア文化も大きいようです。顔出しぴっちりスーツヒロインが登場する作品はアニメが圧倒的に多いことも日本のぴっちりスーツヒロインものの傾向にあるようです。

日本の特撮における顔出しのぴっちりスーツ姿のスーパーヒロインは、フジテレビと東宝の『炎の戦士メガロマン』の名称不明の戦隊チームのヒロインたちや大映(現・KADOKAWA)の『宇宙怪獣ガメラ』のキララ&マーシャ&ミータンが代表的で、かなり珍しいものとなっています。

漫画家でスーツアクターでもある破李拳竜監督は、共信印刷のイメージキャラクターで、みしまきおさん扮するデジタル共子が登場する『印刷せよ!共信マン』から始まる『サイバードール』シリーズを生み出し、『Pマン~サイバー美少女0指令~』ではみちるさん扮するデジタル有子、『サイバードール デジタル零子』では美弥乃静さん扮するデジタル零子、『デジタルQ子VSロボコン大決戦』では宮内桃子さん扮するデジタルQ子といったぴっちりスーツ系スーパーヒロインが登場しました。
破李拳監督による一連のシリーズではぴっちりスーツのフェティッシュな要素と初期作品における人気プロコスプレイヤー起用が注目されました。
共信印刷は今年解散したのですが、いつかは『共信マン』が復活する可能性もありそうです。

1990年代中頃からの第1次コスプレブームでは、プロコスプレイヤーの方々がぴっちりスーツを着用した本格的コスプレを披露したグラビアが盛んでした。ルークさん・みちるさん姉妹がピンクと水色のカラーリングによる本格的なぴっちりスーツコスをそれぞれ披露したのを雑誌のコスプレ特集で見たときは感激ものでした。
コンパニオンでは『スレイヤーズ』のナーガのコスプレで1人だけぴっちりスーツによる実質顔出し着ぐるみ姿になった方がいたのを雑誌のゲームショー特集で見たときは衝撃的で、ぴっちりスーツによるコス表現は珍しいものでした。

第2次コスプレブーム以降ではマスコミなどでお色気重視コスプレの傾向が高まったことから顔出しぴっちりスーツを披露するプロコスプレイヤーはかなり珍しいものとなった中でぴっちりスーツ着用が多いプロコスプレイヤーでは北見えりさんがいて、KURAGE製のラテックススーツを多数着用しているのも話題となり、ニンテンドースイッチでゲーム化されたほどえりさんの独壇場となっている状況です。
プロコスプレイヤーのえなこさんが『週刊文春』の特別号での『X-MEN』のダークフェニックスでぴっちりスーツコスを披露したことは衝撃的で、スーツの質も本格的なものでした。

日本における顔出しぴっちりスーツによる本格的コスプレが復権してほしいと願っております。