超バラ研:日記2

バラエティヒーローや顔出し着ぐるみ関連の情報のブログです。

昨年の第65回レコ大のこと

昨年12月30日放送のTBS『第65回輝く!日本レコード大賞』で、関東地区の視聴率が初の1ケタ且つ歴代ワースト1位となってしまったのですが、男女混成ユニットのYOASOBI『アイドル』が作曲賞と国際特別音楽賞のダブル受賞に輝いたものの、ネット上でかなりの大炎上が起こったこともあり、昨年の流行歌となったアニソンである『アイドル』がTOKYO MXのアニメ『【推しの子】』のファン層を始め、ゼット世代などのネットユーザーの他に海外でも高い支持を得て、多数の賞を受賞したことから、優秀作品賞を受賞できなかったショックが大きかったように感じられます。

優秀作品賞を受賞した男性アイドルユニット・BE:FIRSTをプロデュースしているBMSGのSKY-HI社長のパワハラ疑惑が昨年12月14日に『文春オンライン』の記事で発覚し、文春オンラインに提出された文書で伏せられている箇所があることから、適応障害と重病にかかってしまったBMSGの元ディレクターとSKY-HI社長は示談済みとなっているものの、SKY-HI社長の沈黙が続いている状態による未解決のままの状況であることも複雑な状況となっています。

優秀作品賞を受賞した女性歌い手のAdoさんは顔出しNGのため電話出演で、優秀作品賞は受賞するがレコード大賞の受賞は“辞退”する方針は彼女が初と思われ、優秀作品賞受賞済みのアーティストの受賞辞退及び不祥事やガイドライン違反による優秀作品賞受賞取り消しが未だに無いことから異例となっています。
Adoさんは2年前の第64回で優秀作品賞を受賞したときから電話出演で、平成6年の第36回における男性バンドグループ・Mr.Children以来の授賞式欠席となったことから、2年前に当日会場に出席できないと優秀作品賞を受賞できない暗黙のルールからの脱却に成功したことが大きいです。

実は第65回のレコード大賞における音楽業界の関係者による衝撃の事実と思われるウワサがサイゾーのニュース記事に記載されたことから、その疑惑が真実だった場合に『アイドル』が優秀作品賞に選ばれなかった影響による大炎上が更に勢いづきそうな予感がしそうで、今後の影響によっては番組存続の危機になりそうです。

第65回の選考期間に発表された曲で、昨年6月に解散した女性アイドルユニット・BiSHの『Bye-Bye Show』の作詞・作曲を手がけた吉井和哉さんが2年前に早期喉頭がんにかかって、昨年1月に根治したことが同年10月11日に明らかにされたことから、第65回『レコ大』に大きなうねりを呼びそうなことだけあって、海外アーティストによる日本語を歌詞に含まない曲の優秀作品賞受賞解禁や動画再生数・ストリーミング重視などの歴史的大改革が実現したこともあり、『Bye-Bye Show』のShowが“賞”との語呂合わせからいろいろな意味合いによる第65回『レコ大』に大きな影響を与え、過去の優秀作品賞受賞ルールへの“別れ”の意味合いを持たせたことも大きいようです。
『Bye-Bye Show』は『アイドル』と異なる忖度を受けてしまった悲運の曲であることが、楽曲の生まれた特殊な環境から深く伝わるもので、吉井さんの闘病生活期間のことを知った自分にとって『Bye-Bye Show』が優秀作品賞を逃してしまった深い哀しみは、永遠に忘れられないものとなりました。

第65回『レコ大』はいろいろな複雑な事情が多かったことを感じさせるもので、開催年に『レコ大』に大きな影響を及ぼす曲も生まれたことも昨年は激動の年を象徴させるものとなりました。