超バラ研:日記2

バラエティヒーローや顔出し着ぐるみ関連の情報のブログです。

ひょうきん族40周年

本日5月16日にフジテレビ系列のコントバラエティ番組『オレたちひょうきん族』が放送40周年を迎えました。
フジテレビを母と子路線から“楽しくなければテレビじゃない”路線に方針を変更させた影響を持たらしたバラエティで、裏番組であるTBSのコントバラエティ番組『8時だョ!全員集合』に視聴率で負けても実質的な人気を上回り、放送開始から5年目で放送終了に追い込んだものです。
当初は『決定!土曜特集』内の不定期放送だったのですが、昭和56年10月10日にレギュラー放送に昇格しました。

看板コーナーであるタケちゃんマンのコントは前期は奇抜な内容が売りで、ビートたけしさん扮するタケちゃんマンが顔出し着ぐるみ姿に変身して明石家さんまさん扮する悪役を懲らしめる内容でしたが、ブラックデビル編前期は高田純次さんが初代を担当し、さんまさん扮する“ブラック・デビルマン*1初登場は6回目からなどブラックデビルが一切登場しないエピソードが数回ありました。
ナンデスカマン編中盤からドラマ重視でシリアス風なシーンの合間に奇抜なワンポイントキャラが登場する型式になったり、善悪逆転のシナリオが目立ってきました。
タケちゃんマン7になってからは、タケちゃんマン7の変身前キャラクターとして鬼瓦権造が登場したり、島崎俊郎さん扮するダンサーのアダモステが人気を博しました。
35年前のフライデー事件後にタケちゃんマン7がコーナーから不在になる異例の展開もあり、さんまさんとエピソードの主役となうるメインキャストが顔出し着ぐるみ姿で変身対決する展開になりました。

タケちゃんマンはフジテレビ黄金期のコントバラエティでバラエティヒーローものコントを設けてきた一因となりました。

放送終了後も『新春かくし芸大会』で“女だらけのひょうきん族”と題して、女性芸能人がタケちゃんマンのパロディを演じたり、新春特番『さんタク』で木村拓哉さん扮するタクちゃんマンとブラックデビルの対決があったり、令和最初の『FNS27時間テレビ』で村上信五さんが鬼瓦権造の息子・大納言役でさんまさん扮する飲めましぇん坊やと牛乳CM作戦のリメイクが展開されました。

フジテレビでは昨年の『ただ今、コント中。』や今年の『新しいカギ』などで黄金期の王道コントバラエティ復権を模索しているのですが、『ひょうきん族』のタケちゃんマンのようなバラエティヒーローものが復活してほしいと願っております。

*1:高田さん扮する初代と別人であることから本人が名乗った名称。