8月31日・9月1日放送の令和6年度の日本テレビの超大型特番『24時間テレビ47』は、系列局である日本海テレビ経営戦略局の元局長が昨年度の寄付金着服発覚により書類送検されたことを始め、ユーチューバー芸人のフワちゃんさんが今年のチャリティーマラソン走者である芸人・やす子さんに対するひぼう中傷の書き込みで謝罪後にほぼ芸能界追放されたこと、チャリティーマラソンの猛暑問題などいろいろな出来事があったのですが、『24時間テレビ』打ち切りの危機があったことから日本テレビにとって激動の年だったことが伝わるものでした。
やす子さんの24時間マラソンは台風の脅威と猛烈な豪雨の中、終盤で観客によるセクハラに巻き込まれてしまった中でがんばったことが大きいものでした。
今回は定番曲『負けないで』の代わりにYOSHIKIさんによる『紅』披露がクライマックスの曲となり、グランドフィナーレは昨年に谷村新司さんがお亡くなりになってしまってから初のエンディングテーマ『サライ』合唱となり、出演者により歌い継がれる名曲であることが伝わってきます。
やす子さんと並走したランナーはテレビ朝日『スーパー戦隊』シリーズの一作『炎神戦隊ゴーオンジャー』主演で有名な古原靖久さんが児童養護施設で育ったことから、やす子さんの並走を担当したことが素晴らしく、戦隊出身俳優の活躍が大きいものです。
やす子さんが所属しているSMA所属の芸人・タレント数名が参加し、芸人のハリウッドザコシショウさんが参加したことが個人的にインパクトがあり、トランスジェンダータレントのはるな愛さんとやす子さんのキズナの深さを話題になりました。
日本テレビの系列局におけるローカル枠担当では、福岡放送枠でBiSH出身のハシヤスメ・アツコさんが出演し、BiSH解散後でのメンバーで『24時間テレビ』出演が実現できたことが感慨深いです。アツコさんは裏番組でテレビ朝日『爆上戦隊ブンブンジャー』にレギュラー出演していることもあり、サプライズであります。
中京テレビ枠では声優・木村昴さんがメイン司会として活躍し、昴さんは情報番組『ヒルナンデス!』で結成されたヒルナンデス!バンドの一員としてタレントの王林さんと共に『青と夏』歌唱を披露しネット上で高評価となったこともすごく、ヒルナンデス!バンドのデビュー曲が実現したら『NHK紅白歌合戦』に出場しそうな予感から、ヒルナンデス!バンドが令和のブラックビスケッツとして更に注目されそうです。
今年は日本海テレビ経営戦略局・元局長の寄付金着服事件による書類送検後の放送及び台風による危険な状況下での放送となったことから、やす子さんの児童養護施設へのチャリティー募金が4億円以上達成や高視聴率の奇跡が起こったこともあり、『24時間テレビ』は夏の終わりの風物詩として大きな役目を担っていることが伝わっております。