超バラ研:日記2

バラエティヒーローや顔出し着ぐるみ関連の情報のブログです。

伝説のSFコスプレ系アイドル・スターボー

11月16日は特撮ヒーローバー・サイクロンが制定したスーパーヒーローの記念日であるいいヒーローの日です。

本日11/16のいいヒーローの日にテレビ朝日系列の番組『今何してる?』で、早見優さんが40年前にデビューしたアイドルユニット・宇宙三銃士スターボーの元メンバー・イマトさんと再会したことが話題になっています。

スターボーはヤエトさん・イマトさん・ナカトさんによる性別不明アイドルユニットとして昭和57年にデビューし、ジェンダーの多様性を題材にした設定は当時珍しいもので、時代を先取りしています。
スターボーのデビュー曲『ハートブレイク太陽族』はかっこいい仕上がりの曲になっていて、ノンバイナリーアイドルという路線を活かした仕上がりになっています。
スターボーの近未来的なコスチュームはアイドルの色分けを取り入れた要素が入っています。
スターボーは2ndシングル『たんぽぽ畑でつかまえて』で大幅な路線変更をしたこともありました。

スターボーの宇宙からやってきたアイドルの要素は、00年代デビュー組の小倉優子さんの“こりん星人”設定のルーツのようです。
スターボーのSF系コスチュームは、セイントフォーのデビュー曲の衣装や平成時代に入ってからのオーロラ五人娘コスプレックスのメイン衣装にも影響を与えました。
第1次コスプレブーム期にCDデビューしたコスプレックスは“アイドル星”出身のコスプレイヤーアイドルユニットという設定があり、スターボーの宇宙人設定の影響を受けたものになっています。

スターボーがデビューした40年前の頃は『オレたちひょうきん族』のタケちゃんマンや『ピンキーパンチ大逆転』のピンキーパンチといったバラエティヒーローものが流行していた頃で、SF系設定でのコスプレ要素を取り入れた影響も大きいです。
スターボーデビュー以前は日本テレビ系ドラマ『俺はご先祖さま』でマリアンさんが全身タイツ姿で宇宙人役を演じたり、同じく日本テレビ系ドラマ『おてんば宇宙人』で高見知佳さんが主人公の宇宙人役を演じるなど、SF系ドラマもいろいろありました。

スターボーとほぼ同時期に、歌謡曲アーティストの青樹亜依さんが『アンドロメダの異星人』のレコードジャケットで、金ピカの宇宙人コスチュームを身にまとったこともありました。

花の82年組で異色な展開を見せたスターボーは、SF系アイドルユニットとして印象に残るグループです。
いつかはスターボーのリメイク版ようなユニットが出現してほしいと願っております。